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腰部脊柱管狭窄症とは?原因や改善方法などを解説!

歩いていると足が痛くなったり、腰から足にかけてしびれを感じたりしていませんか?このような症状がみられる場合、腰部脊柱管狭窄症が考えられます。これは、中高年以降の方に多く見られる症状です。背骨の中にある神経の通り道が狭くなることで、さまざまな症状を引き起こします。

この記事では、腰部脊柱管狭窄症とはどのような病気なのか、何が原因で起こるのか、どんな症状が現れるのか、そしてどのような改善方法があるのかなどについて、詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

腰部脊柱管狭窄症とは?

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨の中にある神経の通り道が狭くなってしまう病気です。腰の部分で脊柱管が狭まると、腰から下の神経に影響が及びます。歩いている時に足の痛みやしびれが出るのが特徴で、中高年の方に多く見られるのが特徴です。加齢に伴う体の変化が主な原因となっており、適切なケアをすることで症状を和らげられます。まずは、詳しい特徴や発症リスクが高い年代、症状が出始めるタイミングについてご紹介します。

腰部脊柱管狭窄症の特徴

歩き続けていると足の痛みやしびれが出現して歩けなくなりますが、少し腰を曲げて座って休んでいると症状が緩和し、また歩けるようになります。この症状を「間欠性跛行」と呼びます。前かがみの姿勢になると楽になるのもこの症状の特徴です。自転車に乗る時のように腰を曲げた状態では症状が出にくいため、歩行は困難でも自転車なら移動できるという方もいらっしゃいます。

発症リスクが高い年代

発症リスクの高い年代は、40歳以上の中高年といわれています。手術を受ける患者さまの年齢層は70代がピークとなっており、加齢とともに発症リスクが高まります。若い世代に多い腰椎椎間板ヘルニアとは対照的に、この病気は年齢を重ねた方に見られることが多くなっています。超高齢化社会を迎えた現在、患者数も増加傾向にあります。

症状が出始めるタイミング

安静にしていると神経への血流は保たれるため無症状ですが、数分間歩行や運動をすると神経へ血流が不十分になり、痛みなどの症状が出現します。朝起きた時や、寒い季節には症状が出やすいという傾向もあります。初期段階では軽いしびれ程度で日常生活にあまり影響がないこともありますが、進行すると歩ける距離が徐々に短くなっていきます。

腰部脊柱管狭窄症の原因は?

この病気の主な原因は、年齢を重ねることによる体の変化です。椎間板の変性や骨の変形、靱帯の緩みなどが原因になります。また、生まれつき脊柱管が狭い方もいらっしゃいます。日々の生活習慣も影響を与えることがあるため、予防や症状の進行を遅らせるために気をつけられることもあります。ここでは、腰部脊柱管狭窄症の原因についてご紹介します。

加齢による変化

加齢により軟骨や骨、靭帯などが変性して、脊柱管の狭窄を起こします。私たちの体は20代半ばをピークに、その後は少しずつ老化が始まります。

椎間板というクッションの役割をしている部分も例外ではなく、年齢とともに水分が減少し、弾力性が失われていきます。これらの変化が積み重なることで、神経の通り道が徐々に狭くなっていくのです。

椎間板や靭帯の異常

椎間板が変性して後ろに飛び出してきたり、靭帯が厚くなって圧迫を起こしたり、骨が厚くなったりすると、神経が圧迫されて症状が出現します。黄色靭帯という背骨を支える靭帯が肥厚することも原因のひとつです。また、腰椎すべり症といって腰の骨がずれてしまうことで、脊柱管が狭くなるケースもあります。

生活習慣の影響

体重が重いと、軟骨や靭帯に負担がかかってしまいます。姿勢によっては体重の何倍もの力が腰にかかることがあるため、適正体重を保つことは大切です。喫煙が軟骨や神経に悪い影響があるともいわれているので、禁煙も効果的です。日常的に重いものを持つ仕事や、腰に負担のかかる姿勢を続けることも、症状の進行に影響を与える可能性があるため注意が必要です。

腰部脊柱管狭窄症の主な症状は「間欠性跛行」

腰部脊柱管狭窄症の代表的な症状が、「間欠性跛行」です。一定の時間歩いていると痛みが出てきて歩けなくなりますが、数分間休んでいると痛みが落ち着いてきて再度歩行できるという状態を繰り返します。200〜300m歩いただけでもこのような症状が出る方もいらっしゃいます。

痛みやしびれの部位と範囲

坐骨神経痛として、腰やお尻から太ももの裏、足首にかけて痛みと痺れが現れます。症状の出方には個人差があり、片側だけに症状が出る場合と、両側に出る場合があります。圧迫されている神経根によって痛みの出る部位や範囲が異なります。また、足の重だるさや足の裏の違和感を感じる方もいらっしゃいます。

重症化するとどうなるか

症状が進行すると、日常生活への影響がより大きくなります。仰向けになっても足のしびれが起こって、体を横にして背中を丸めないと眠れなくなるほか、排尿・排便障害を起こすこともあります。また、下肢の筋力低下が進むことも。排尿障害は頻尿、夜間尿に始まり、残尿感、失禁へと進行していきます。このような症状が現れた場合は、早めに医療機関に相談することが大切です。

腰部脊柱管狭窄症の改善方法は?

腰部脊柱管狭窄症と判断されたら、まずは保存療法(手術をせずに受ける療法)を受け、それでも症状の改善が思わしくない場合は、手術を検討していきます。保存療法には、生活習慣の改善、リハビリテーション、薬物療法などがあります。

生活習慣を改善する

生活習慣を見直すことで、症状の進行を遅らせることができます。そのために体重管理は特に重要で、腰への負担を減らすことにつながります。

また、腰を反らす動作を避け、前かがみの姿勢を意識することも効果的です。重い物を持つ作業や、長時間同じ姿勢を続けることは控えめにしましょう。

さらに、禁煙も推奨されています。適度な運動を継続することで、筋力を維持し、症状の悪化を防ぐことができます。

リハビリテーションを受ける

リハビリテーションを受けることもおすすめです。マッサージなどの物理療法、歩行やストレッチ運動、マッサージなどの運動療法を行う場合があります。理学療法士の指導のもと、腰部や下肢の筋肉をほぐしたり、体幹の筋力を強化するトレーニングを行います。これらを組み合わせることで、腰や下肢の痛みを軽減する効果が期待できます。

薬物療法を行う

狭窄を受けている神経の血行を良くする飲み薬があり、間欠跛行や下肢のしびれを改善する効果が期待できます。また、痛みを和らげる消炎鎮痛剤や、筋肉の緊張を緩める筋弛緩薬も使用されます。さらに、ビタミンB剤は神経の働きをサポートします。

薬物療法だけでは十分な効果が得られない場合は、神経ブロック注射を行って様子を見ることもあります。どのような方法を選択するのかは、医師と相談しながら選んでいきます。

広島周辺で腰部脊柱管狭窄症にお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

この記事では、腰部脊柱管狭窄症とはどのような病気なのか、何が原因で起こるのか、どんな症状が現れるのか、そしてどのような改善方法があるのかなどについて、詳しくご紹介しました。

腰部脊柱管狭窄症は、加齢により神経の通り道が狭くなることで起こる病気で、中高年以降に発症しやすい傾向があることについて解説しました。歩いているとだんだん足が痛くなり、休むと楽になる「間欠性跛行」という特徴的な症状が特徴です。

原因としては、加齢による椎間板や靭帯の変化、骨の変形などが挙げられます。また、体重や姿勢といった生活習慣も影響することがあります。

広島周辺にお住まいの方で、腰部脊柱管狭窄症にお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。

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サイト監修者

東京大学 医学部 卒業
美容内科医/美容皮膚科医/AGA外来医/整形外科医

お一人でも多くの方が実績になるよう、真心を込めた対応を心がけております。また、処方後のアフターケアにも細やかに対応いたします。是非お気軽にご相談ください。

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