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捻挫は整体で良くなる?医療機関との使い分けと再発予防のポイント

捻挫はスポーツや日常生活で誰にでも起こり得るケガのひとつです。痛みや腫れが落ち着いたあと、整体を取り入れることで関節の動きを整え、回復をサポートできる可能性があります。

ただし、整体は保険が使えない点や、利用のタイミングを誤ると負担になる点には注意が必要です。

この記事では、そんな捻挫に関する疑問を解決します。捻挫とは何かという基本的な知識から、整体を利用すべきベストなタイミング、そして整体を利用するメリットまで詳しく解説。さらに、捻挫後のセルフケア方法もご紹介します。

目次

捻挫とは

「捻挫」とは、関節に許容範囲を超える力が加わることで、関節を支える靭帯や腱、軟骨などが損傷してしまうケガのことを指します。転倒して手をついたときやスポーツ中の着地の失敗、段差につまずいたときなど、日常生活や運動の中で起こりやすいのが特徴です。

主な症状としては、まず損傷部位に鋭い痛みや鈍い痛みが現れます。続いて患部が熱を帯びて腫れ上がり、さらに周囲が紫色や青色に変色することもあります。これらは靭帯や組織の損傷に伴う炎症や内出血による典型的な反応です。

軽度であれば、適切な対応をすれば1〜2週間ほどで回復に向かいますが、中度や重度になると、数週間から数ヶ月かかることもあります。痛みが軽かったり、少し歩けたりしても「大したことない」と自己判断せず、正しい対処をすることが大切です。

捻挫後に整体を取り入れるべきタイミング

捻挫をした直後にまず優先すべきなのは「応急対応」です。その後、炎症が落ち着いた「回復期」に整体を活用することで、よりスムーズな改善が期待できます。

まずは「整形外科」で状態を確認する

捻挫をしたばかりの段階では、整形外科で専門的にチェックを受けることが大切です。捻挫だと思っていたものが、実は骨折や脱臼といった別のケガである可能性もゼロではないからです。

整形外科ではレントゲンやMRIなどの検査によって骨や靭帯の状態をしっかり確認してもらえます。医師の指示に従い、固定や投薬といった適切な対応を受けることが、その後の回復を大きく左右します。

また、医療機関に行くまでの間は「RICE対応」と呼ばれる応急ケアを実践するのが望ましいでしょう。

RICEとは、安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の頭文字をとったものです。無理に動かさず休ませ、氷や保冷剤で冷やします。また、弾性包帯などで軽く圧をかけたり、心臓より高い位置に足を上げたりすることで、腫れを和らげられます。

炎症が落ち着いた回復期に「整体」を利用する

捻挫の急性期(炎症期)が過ぎたら、いよいよ整体の出番です。整体では捻挫で硬くなった筋肉や、バランスが崩れた骨格を整えることで、痛みの緩和と機能の回復をサポートします。

ただし、炎症が強い段階で刺激を与えると逆に負担になる場合があります。患部の熱感や腫れが引き、強い痛みがなくなってきた回復期に整体を利用することが重要です。一般的には、捻挫から1週間〜数週間後が目安となります。

捻挫後に整体を利用する3つのメリット

捻挫の回復期に整体を利用することで、以下のようなメリットが期待できます。

関節の可動域を取り戻しやすい

捻挫によって靭帯が損傷すると関節の動きが制限され、本来の可動域が失われがちです。ケガをかばうために周囲の筋肉が緊張し、関節がさらに硬くなることも珍しくありません。

整体では硬くなった筋肉を丁寧にほぐし、歪んだ関節を正しい位置に戻すことで、関節がスムーズに動くための環境を整えられます。これにより失われた可動域を効率的に取り戻すことが可能です。

筋肉の緊張を緩和して回復を助ける

捻挫した部分をかばうためにその周辺の筋肉が過剰に緊張すると血行不良を招き、回復に必要な栄養素や酸素が十分に届かなくなってしまいます。整体によるケアで筋肉の緊張がほぐれると血流が促され、回復を後押しする効果が期待できます。加えて、筋肉がやわらぐことで痛みの軽減にもつながりやすくなるのがメリットです。

再発を防ぐための体の使い方を学べる

捻挫を一度経験すると関節が不安定になり、再発しやすくなる傾向があります。特にスポーツをしている方や仕事で体を酷使する方は注意が必要です。

整体院では単に症状を和らげるだけでなく、なぜ捻挫が起きてしまったのかという根本原因を探ります。たとえば姿勢の歪み、歩き方のクセ、筋力のアンバランスなど人それぞれ異なる原因を特定し、それに応じたアドバイスを受けられるのも大きな特徴です。

整体だと保険が適用されない点に要注意!

捻挫の対応先としては、整形外科や接骨院・整骨院、そして整体院といった選択肢があります。ただし、それぞれで保険の取り扱いが異なるため注意が必要です。

整形外科は医師による対応となるため、健康保険の利用が可能です。接骨院・整骨院では骨折・脱臼・捻挫・打撲といった「急性のケガ」にあたる場合は保険が使えます。一方で整体院は、骨格や骨盤のバランス調整などを目的とした施術が多く、基本的に健康保険は適用されません。

捻挫後の「痛み」や「腫れ」といった症状を緩和する目的であれば、まずは健康保険が使える医療機関を利用するのが最適です。回復期に入り、関節の動きを整えたり全身のバランスを調整したりする目的で整体を取り入れると、経済的にも効率的に活用できるでしょう。

捻挫を繰り返さないためのセルフケアと対策

捻挫を一度経験すると、その後の再発リスクが高まります。しかし、日頃から正しいセルフケアを行うことで、そのリスクを大幅に下げることができます。

テーピングやサポーターを適切に使う

特にスポーツをする方や足首に不安がある方は、テーピングやサポーターをうまく活用しましょう。テーピングやサポーターで捻挫しやすい関節を安定させると、外部からの衝撃を和らげられます。

ただし、きつく巻きすぎると血行を妨げるため、適度な締め付けのものを選ぶことが大切です。また、テーピングやサポーターに頼りすぎると筋力低下につながる恐れがあるため、無理のない範囲で活用しましょう。

姿勢や歩き方のクセを見直す

捻挫は、特定の体の使い方やクセが原因で起こることがあります。たとえば、猫背で重心が崩れている、O脚やX脚になっている、片足に体重をかけるクセがある場合は、体のバランスが崩れ、足首に負担がかかりやすく捻挫しやすい状態になっている可能性があります。

心当たりがある人は、整体院で姿勢や歩き方のクセをチェックしてもらうと安心です。日常生活の中で意識して改善していくことが、根本的な再発防止につながります。

準備運動やストレッチを習慣化する

スポーツをする前だけでなく、日頃から関節を柔らかく保つためのストレッチを習慣化しましょう。特にアキレス腱や足首周りの柔軟性を高めるストレッチは、捻挫の予防に最適です。

また、不安定な場所で片足立ちをする「バランス運動」や、足の指でタオルを引き寄せる「タオルギャザー」といった足の筋力を鍛える運動も、捻挫の予防になります。

広島周辺で捻挫にお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

広島周辺にお住まいの方で、捻挫にお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。

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サイト監修者

東京大学 医学部 卒業
美容内科医/美容皮膚科医/AGA外来医/整形外科医

お一人でも多くの方が実績になるよう、真心を込めた対応を心がけております。また、処方後のアフターケアにも細やかに対応いたします。是非お気軽にご相談ください。

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